悩み

だいぶ前からなんだけど、SNSに自分のデザインを掲載した時のリアクションの差で落ち込んでしまうようになった。リアクションの差というのは人の作品と比べてではなくて、自分の以前作ったものと比べて、である。

このことをインスタのストーリーにぼやきとして載せたところ、同じ感覚を持ったデザイナーさんとも話ができたりして、ちょっと安心することができたんだけど、おそらく今後もSNSを使う以上、この感情と付き合っていかなければならない。

語弊を恐れずに言うと、SNS、その中でもXやインスタに枝分かれして「映える」デザインというのは確実にあって、案件の規模の大小や知名度、その他諸々の要素が大きく影響していると思っている。ただ、自分が恐れているのは「自分が良いと思って出したものが世間の感覚と大きく乖離しているのではないか」ということだ。万人受けするデザインはないと思っているけど、自信を持って出したものに対してあまりにも反響が小さく、さらにそれが連続すると、自分の感性に自信を持てなくなってしまう。そうなると、「自分が作るデザインは求められていないのではないのか?」という極論に達してしまう、という負のループに陥っている。

そんな怖さもあり、最近は特にXなどにデザインを載せる時、複雑な感情と向き合っている。一番は気にしなきゃいい話なんだけど、趣味ではなく仕事としてやっているので、どうしても世間の目はある程度気になってくる。それに、定期的に己の感性やデザインスキルを疑って見るのは必要なことだと思っている。

「自分が良いと思って出したものが世間の感覚と大きく乖離しているのではないか」という疑いに関しては、なるべくそうじゃなきゃいいなと思っているけど、難しい気がする。逆に、あまりにも無難すぎるものを作っているのではないかという不安にも陥る。でも、一番はクライアントさんが納得し、愛着心を持ってずっと使い続けたいと思ってくれるものを作り続けることが大事だと思うので、そこは軸にしていきたい。

デザインムズカシイ。