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kewpie's blog

日常のことが多め。

季節が変わった

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夏が終わった。

そう感じたのは、今日の朝のことだった。空気が冷たくて、ピリッとしている。唐突にやってきた肌寒さに身震いしながら、季節の変化に戸惑った。一週間前の朝は、まだ夏が残っていたように感じる。日射しは以前の刺すようなものではなく、柔らかいものに変わっていた。背中に日光が当たっても、焼けるような鋭い熱さではなく、やんわりと温かく感じる。空を見上げると、雲は下層雲ではなく、上層雲に様変わりしている。季節が変わるのはいつも突然で、あっという間だ。

周りを見渡してみると、夏の間一面が緑色だった田んぼは、柔らかい黄金色に変わっていた。少しずつ色が変わっていたのだろうけど、その変化には気づきにくい。気づいたときには別物になっている。山からは霧がゆっくりと上がっていくのが見え、川はその様子を水面に映して、おぼろげに霞んでいる。秋になると毎年見られる光景なのだけど、なんだかとても貴重に感じる。秋が深まっていくと、視界は霧に包まれて、自分以外何も見えなくなる。空気も、もっとピリピリとした痛みを感じるようなものに変わっていき、吐く息は白くなる。それを知っているから、貴重に感じるのだろうか。

夏の間、眩しいほど輝いていた風景はどこにもない。季節は待ってくれない。同じ場所に行ったとしても、昨日と今日では見えるものも違うだろう。その時その時で感じたことを、ちゃんと記憶に刻んでいきたいと思った。