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kewpie's blog

日常のことが多め。

星を見るという体験

昨日、13年ぶりに地元の天文台に行って星を見てきた。

 13年前に初めて望遠鏡で星を見たけど、たいそう衝撃的だったので記憶に残っている。星というか、太陽系の惑星を望遠鏡越しにだけど存在を確認できた衝撃が強くて、特に土星に至ってはCGじゃないのかと思うくらい綺麗だった。宇宙というあやふやな都市伝説みたいな世界というのは本当にあるのだと思ったし、自分も地球という惑星の住人だと思うとなんともいえない気分になった。宇宙のことを考えると大抵そういうなんともいえない気分になって、あまりずっと考えてると気が狂いそうになってくるのだけど、それを寸止めで止める、みたいな妙なスリルを味わっている。

昔から宇宙とか星を見るのは好きだったけど、私はずっと天動説を信じていて、今は地動説が主流だということを知ったのは高校生になってからだった。昔はあまり学校に行ってなかったのでそういう基礎知識的なものが抜けていて、ずっと空は固体で、人類は地球の核の部分に閉じ込められていて、宇宙に出る時は誰か分からないけど最初に先人が突き破った穴を通って行っているものだと思っていた。空が固体じゃないことくらいはさすがに分かってたけど、大気圏とか言われるとどうしても固体をイメージしてしまっていたりした。ずっとその誤った世界観の中で生きてきて、よくCMで流れている人類皆兄弟、LOVE&PEACEみたいな感じで手を繋いで地球の上に立っているイラストとかを見ると、「なぜ地球の上に立つことができるのか」とか真面目に考えるくらいにはバカだったので、ちゃんと勉強したときは衝撃的だった。

そんな知識なのに宇宙が好きだったので、13年前に惑星を見て以来、親のお金で天文関係の雑誌を買い漁っては想像に夢を膨らませていた。ちょうど火星大接近の年で、火星が大接近というと地球に激突するくらい接近するのではないか、と思ってビクビクしていたけど実際はちょろっと動いただけだし、望遠鏡で見たら別にたいしたことなくてガッカリした思い出がある。土星とか木星みたいに火星は存在がそんなに派手じゃないし、大きさも地球とそうそう変わらないので思っていたより迫力はなかった。

昨日はそれ以来だったわけだけど、13年前となんら変わっていなかった。変わっていたといえば、木星の横にある衛星が増えていたような気がしただけで、それも過去のものなのかーと思うとまたなんともいえない気分になった。それからテンションが上がってしまい、地球万歳!とか思いながら廊下を走っていた。

朝起きたらそんなテンションはどっかに行ってしまっていて、明日台風が接近すると聞いて地球滅びろと思ってしまう自分がいた。人ってそんなものだし、愚かだと思った。