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kewpie's blog

日常のことが多め。

きっかけ

前も似たような記事を別のIDで書いていたけど、ブログを消してしまったのでもう一度簡潔に書いてみる。

私がデザイナーになりたいと思ったきっかけはファンサイトだった。もともとモーニング娘。が好きで、小1のときにパソコン好きの父親にパソコンを触らせてもらって、Yahoo!きっずかなにかでモーニング娘。のファンサイトを見つけた。同年代の子と掲示板で話すのが楽しみになった。

ファンサイトからファンサイトへネットサーフィンをして、いくつか気に入ったサイトを見つけて掲示板に書き込んでは常連になるということを繰り返していたとき、同年代の子がよく「ホムペ作ったから見てね!」みたいな感じで掲示板で宣伝していた。ガイアックスとかinfoseekとか、tripodとかniftyとかトクトクとか、COOL ONLINEとかジオシティーズとか、いま思い出すと懐かしい。みんなそれぞれ自分を表現する場を作っていた。そういうのを見ているうちに自分も作りたいという意欲が沸いた。いま思えばもともとデザインが好きな自覚はあって、お菓子の箱とか眺めてるのが好きだったのでファンサイトを見てなくてもそっちの道に行こうとしたのかもしれないけど、少なくともWebには行ってなかったと思う。そして小3のとき、初めて自分のサイトを作った。父に「Wordで作るホームページ」とかいうトンデモ本を渡され、作ってみたらと言われたので本を片手に作った。作っただけで世には出さずお蔵入りしたけど、なんとなくファイルを残しておいたので今でもスクリーンショットが残っている。

そして小5のとき、自分より2つ上で飛び抜けて綺麗なサイトを作る人に出会った。後で分かった話だけど、もともとモーニング娘。ハロプロのファンサイトを作っている人というのは当時のWeb制作の本職の人が多くて、デザインが洗練されているサイトがとても多かった。そういうのを見て、私のように作りたい!と思った人が真似して作っていくという循環が生まれていたので、当時ハロプロのファンサイト界隈は異常に盛り上がっていて、当時のステータスであったヤフーカテゴリに登録されているサイトは星の数ほどあると言われていた。中には雑誌にまで載ったサイトもあったし、独特の批評気質や行動力がある人たちだったので、不満があれば自分のサイトで企画を作って事務所に訴えたりしていた。コンサートで何かイベントごとがあればサイリウムの一斉点灯を企画したり、好きなメンバーの誕生日が近づけばネットでメッセージを募って製本して直接送ったり、PV集を作ってくれと署名を集めて、実際に実現したこともある。いまではネット上でそういう行動を起こすのは普通だけど、当時ファンサイトでそれをやっていたのはその界隈しかなかったので、いろいろ珍しかったらしい。名刺交換なんていう一風変わった文化もあって、自分のサイトをアピールする名刺を作って、デザインを競い合ったりもしていた。そういう文化に自分も参加したいなあという気持ちと、単純にその人が憧れで近づきたかったので、自分もデザインを意識するようになった。

その人だけじゃなくて、他にもサイトを作っている人たちと自分のサイトで交流した。Web制作が本職の人が多いだけあって、ああしたほうがいいとかこうしたほうがいいとかいろいろ教えてもらった気がする。当時掲示板スクリプトが主流で、それのテーマ(スキン)を作りたかったので、小6のとき見よう見まねで作った。けどデザインのズレがあったので、当時プログラマーだった人に教えてもらってなんとか直した。他にも日記CGIのnicky!というのがあって、平たく言うとWordPressの簡易版みたいな感じなんだけど、それを自分のサイトに組み込もうとしたときにも別の人の力を借りた。だけど、あまりにも私が質問を繰り返すので「ちょっとは自分で調べなさい*1」と言われ、必死で調べた。いわゆるググれカスというやつだったのだろう。この時の癖がいまだに残ってて、会社では「分からないことがあったら聞いて」と言われるけど、こんなことで聞いていいのか…と思い最初に調べてしまう。趣味と仕事は違うのでこの辺は直していきたい。

もしファンサイトに出会わなかったら、今の生活はほとんどなかったと思うので、いまでも当時ファンサイトを作っていた人たちはどうしているんだろう、と思い出したりする。それと同時に、アイドルにハマらなければファンサイトにも出会えていなかったので、アイドルは偉大だ、という結論でシメようと思う。アイドルは偉大だ。

*1:原文はもうちょっとキツかった